愛知産業大学通信教育部 造形学部(科目履修生)に入学した理由

大学は卒業しましたが、そこでは取れない教員免許をほしいと思ったから愛知産業大学に入学しました。
スクーリング会場が東京や大阪ではなく名古屋にあったことも選んだ理由です。
また、本校(大学)自体も愛知県にあったことも選んだ大きな要因となりました。

スクーリング(通学)は必修でした

二十年ほど前の話になりますが、どのスクーリングを受講するのかはあらかじめ決めて申し込んでおき、スクーリングの時期が迫るとハガキでお知らせがきました。
愛知県にある大学だったため、スクーリング自体はほとんど名古屋で行われていましたが、大学自体は名古屋から離れた地域にあった為、時には大学まで足を運ばなければなりませんでした。
生徒の年齢層はバラバラでしたが二十代が多く、四十代以上の人も数名いました。受講者は大体20~30名程度でした。
⇒2級建築士の資格取得の体験談。「京都造形芸術大学」と「愛知産業大学」で建築士を取得した2人の体験談を掲載。どちらの大学か迷っている人必見!!
働きながらの通信教育は計画通りに進まない

美術系の学校であったため、課題を自分で製作し、郵送して単位を取得するやり方でした。
自分で選択した課題を期限までに提出出来なければ単位は貰えません。レポートもありましたが、どちらも月に一度は郵送する必要がありました。
平日は仕事をしていましたので、空いた時間や土日に一気に課題を済ませて送っていましたが、期限に間に合わない課題は次年度の期限まで先延ばしになることもありました。
自分は計画性のある方だと思っていましたが、全く計画通りには進みませんでした。
取りたい資格があった

まずは美術系の資格が取れる通信教育自体が当時めずらしく、名古屋をスクーリング会場にしている大学も少ない中で、私がとりたい資格を目指せるコースを持っていた事が、その通信教育を選んだ一番の理由でした。
しかも、大きな音が出る彫金や造形などの実践型スクーリングも、地方にある本校ではなく、名古屋の某駅近くの会場で行っていたことも地方から学びに来る者にとっては有難い点となりました。受講の頻度は大体月に一度程度でした。
美術系は続けるのに難しい

元々美術部出身でもなく、仲間のいない状態で、教員免許が取りたいがために始めた通信教育であったため、出された課題に頭を抱えたことは幾度となくありました。
美術の為に必要な道具は無数にあり、それを地元の美術用品を売る店を探して買いに行っても、買うべき道具自体が分からなかったり、その中からどれを選べばいいのかすら分からなかったりして、課題を始める以前の問題でした。
また課題に取り掛かっても、何をどうすればいいのか皆目分からない事が多く、今のようにインターネットで気軽に相談できる環境でもなかった為、誰にも相談できずに悶々と課題をこなしていた孤独感は忘れられません。
⇒武蔵野美術大学通信教育の体験談(スクーリングなし通信制大学ガイド)
愛知産業芸術大学はこんな人におすすめ!

私が取っていた通信教育のコースはもう廃止されていますのでお薦めする事はできませんが、他のコースはまだあります。
普通の大学とは違い、通信となると自分で調べて自分でやりきらなければなりません。
スクーリングでも「この受講生の中から卒業まで至る人はごく一部でしょう」と講師に言われたほど狭き門です。
ですが、本大学は現在、建築系と国際系のコースがありますので、学びたい気持ちがある人で、その人の環境に合うのであれば、本学の通信教育を選ばれると良いと思います。
⇒美術系の通信制大学まとめ(スクーリングなし通信制大学ガイド)
目標の教員免許は取得できませんでしたが後悔はない

私は結局、愛知産業大学通信教育を全うできませんでした。
しかし、教育実習などを経験し、自分が教師に向いていない事はよく分かりました。その後は別の美術系の仕事で頑張りました。
自分を見つめなおす良い機会だった

私は当時、学校教育関連の仕事をしていましたので、教師の資格を得るために通信教育を始めましたが、仕事と課題とレポートの両立は出来ず、結局卒業には至りませんでした。
本学で取れた資格はひとつもありません。私にはあんなに頑張ったのにやり切れなかった、という挫折感しか残りませんでした。
しかし、教育実習を通して教育現場に立ったことで、自分は生徒に好かれやすい性格ではあったが、教師として厳しく教え導く事には向いていないということがよく分かりました。
あきらめがついて良かったのかもしれません。
40代女性の体験談
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