放送大学の幼保特例で幼稚園教諭免許を取得
きっかけは幼保特例制度でした。
私は保育士の資格しか持っていませんでしたので、5つの単位を取るだけで資格取得できるとあって、この機会に取得を決めました。
放送大学は、スクーリングしなくても自宅で勉強ができること(単位試験時には、試験会場として指定の大学に行かなくてはいけませんが)、他の通信教育に比べて費用が抑えられたことが決め手でした。
受験はなく、申し込むだけでした。
⇒幼保特例制度で幼稚園免許を取得できる通信制大学一覧(スクーリングなし通信制大学ガイド)
放送大学で幼稚園教諭免許を取得するには?
5科目の内2科目は、放送大学のポータルサイトから全8回の動画を視聴し、まとめとして回ごとに確認テストを受けました。
残りの3科目はラジオ授業でした。
ラジオは持っていませんでしたが、スマートフォン用のラジオアプリがありましたので、ダウンロードしラジオ授業を聞きました。
ただ、授業を全部聞くのは時間がかかり大変で、忙しい時や体調が悪い時はなかなか講義を全て聞くことができませんでした。
その時はテキストを中心に勉強し、テキストについている自習問題を何度も解いて知識が定着するようにしました。
スクーリング(通学)はありませんでした。
学費が安く、スクーリングなしで取得可能
放送大学にしてよかった理由は2つあります。
1つは費用が抑えられたことです。私の場合ですが、妊娠によるつわりの悪化で離職せざるを得ず、他の通信教育は10万弱程度で、当時の私には少し厳しいものでした。
放送大学は5万5千円弱でしたので、とても助かりました。
もう1つは、オンライン授業、ラジオ授業で勉強ができるので、時間の自由がきくことです。
ラジオ授業は聞き逃してしまっても、学習センターに行けば再度聞くことができますし、ラジオアプリでも一週間以内であれば放送が過ぎていても聞くことができる機能がありますので便利でした。
単位試験は難しい科目もある
単位によって難易度の差が大きかったです。
オンライン授業の2科目は確認テストと通信指導(中間テストみたいなもの)、それからポータルサイトで手に入る過去問題を完璧にすればほぼ満点が取れました。
それに対し、ラジオ授業の3科目の難易度は大変高く、過去問題を解いて解説を見たり、テキストを何度見返しても要領を得ない時がありました。
過去問、自習問題の数も限りがあり、たくさん解きたかったのですが希望する量はありませんでした。
スクーリングがあればわからない時にその場で質問ができるのかもしれませんが、それがありませんでしたので、手軽ではありましたが困る部分でもありました。
放送大学幼保特例はおすすめ
費用が抑えられることと、時間の自由がきくので働いている方、またお子さんをお持ちの方でも勉強することができるというのがおすすめ理由です。
ただ、幼稚園の資格取得に必要な単位は、スクーリングはなく1人で計画して進めていくので、モチベーションを保ちつつ勉強を続けられる人におすすめです。
学習センターの方はお優しい方ばかりで、手続きのことや試験について分からないことがあれば丁寧に教えていただけるので、インターネットでのやりとりが苦手な方でも安心してできると思います。
幼稚園か認定こども園に転職したい
私の場合、妊娠により離職しその間に幼稚園教諭免許を取得しました。
現在まだ育児に専念しているので実際に転職活動はしておりませんが、今後の転職活動に活用していきたいと思っております。
求職内容を見ましても、今は保育士、幼稚園教諭の資格両方持っている方が望ましい、という記述があり、保育士資格だけよりもやはり選択肢が増えます。
子どもがいますので、勤務先、勤務時間の選択が増えることはとても嬉しいことです。
また、今までは保育園だけしか勤めることができず、幼稚園のことがわかりませんでしたが、今回幼稚園教諭の資格を取得したことで幼稚園のことを学び知ることができたので、幼稚園もしくは認定こども園にも行ってみようかな、と思うようになりました。
放送大学幼保特例で幼稚園教諭免許を取得した30代女性の体験談