慶應義塾大学通信教育部文学部第1類に入学した理由
どうせ学ぶなら、一流大学が良いと思ったから慶應義塾大学を選びました。
出願は、100文字程度の小論文を3~4題を提出したと記憶しています。
希望の学部(私の場合は心理学)の内容に沿った本を1冊読み、その感想を書くなどでした。
慶應義塾大学のスクーリング
夏スクーリングは、日吉キャンパスで2週間、三田キャンパスで1週間。
それぞれ午前・午後に分かれていて、最大で6科目取得。秋~冬にかけて、夜間スクーリングを週1回通うというシステムもあり、こちらは最大で5科目だったと思います。
慶應義塾大学の単位取得方法
4月に「レポート課題集」が配布され、ここから科目を選んでレポートを提出します。
課題集に参考文献がいくつか掲載されていて、お金に余裕があれば購入しますが、図書館で借り、該当ページだけをコピーしておき、レポートを書き進めるといった勉強の流れでした。
レポートを提出していれば科目試験を受けられます。レポートと科目試験の両方が合格して単位取得となります。
科目試験は年に4回あり、土日に4科目ずつ選択出来たと記憶しています。試験の時間割で科目がぶつからないように勉強を進める事も大切でした。
慶應のブランド力
私は慶應義塾大学しか知りませんが、慶應は、他の通信制大学に比べて、単位取得が難しいと言われています。
知り合った仲間には、放送大学を卒業して、慶應に学士入学(3年次)した方も数人いらっしゃいました。ブランドとして卒業したいのならば、そちらの方法の方が近道なのかもしれません。
また、通信教育の学生だけで作られるサークル(〇〇慶友会などと呼ばれる)があり、勉強の進め方や、比較的優しい科目など、情報交換されるので、サークルに加入しておいて損はないと思います。
⇒慶応大学通信の卒業生のぶっちゃけ口コミ(スクーリングなし通信制大学ガイド)
学習の難しさ
スクーリングの場合は、最低限、出席さえしていれば単位は取れるのですが、スクーリング認定単位の上限がありますので、独学では難しいと思われる科目を先に、スクーリングで取得しておけば良かったと感じました。
英語に関しては、ライティングとリーディングの2科目をスクーリングで取得することが必須でした。
講師によってクラスのレベルに差があり、使用するテキストも異なっていて、どのクラスになるかは運次第でした。
私が受講した「リーディング」は、レベルの高い英会話が飛び交うというクラスになってしまい、途中挫折しそうになりました。
慶應義塾大学通信はおすすめ!
卒業するには、大変厳しい大学ですが、六大学野球の観戦に行ったりなど、社会人をしながらも、楽しい学生生活を過ごすことができました。大学生協で、慶應グッズを買い集めたりもしました。
と、遊んでばかりいたワケでもなく、死に物狂いで文献を読みあさり、身に付いた知識には、無駄なものは一つもありません。
スクーリングでお世話になった教授方々が、テレビのコメンテーターとしてご出演なさっているのを見ると、嬉しくなります。
⇒早稲田大学・法政大学・中央大学、有名大学の通信教育学部をまとめてみた。
残念ながら…自己満足
在籍中に結婚し、結婚後、卒業したのですが、資格は何も取っていません。文学部の学位だけですので、近所でパートをする程度では、大したメリットはありません。
後になって、税理士事務所等に就職したいと考えた時に、法学部や経済学部で学んでいたら、実務に繋がる資格を取れていただろうにと思います。
または、教職課程を取得しておけば良かったと後悔しています。
なので、結果的には、文学部を選んだ事は、雑学程度の自己満足にしかなっていないのだと、実のところ残念です。