慶應義塾大学経済学部(通信教育)
通信制でネームバリューのある大学であったため。 既に別の方で他の通信大学を受けていました。
体育大学出身だったのですが、私の学歴では海外赴任に学歴が障害になる(例えばアメリカなど)との話もありましたし、今後の社会人としてブランド力のある大学に入る方がいいのではと思い、受験しました。
スクーリング(通学授業)
スクーリング時期:夏
日数:5日程度(最終日にテストあり)
課目:世界経済論、中東論
キャンパス名:日吉キャンパス(東急線)
授業の進め方:一方的な講義形式です。教科書を購入して事業を進めますが、授業中に質問できるな雰囲気はほとんどありません。
講義に出席している学生の大半が主婦または高齢者の方が多かったです。
勉強の仕方・単位修得方法
卒業にはレポート提出、通過後に試験という流れでした。
特にレポートの難易度が高く、なんども不合格になりました。教授によってレポートの評価基準が異なります。
途中からまず最初に提出して当然のように不合格になってかえってきますので、それを改善して提出するようにしていました。
一度で合格するために時間をかけるよりも、レポートを数回提出して磨き上げていく方が効率がよかったです。
それとは別にスクーリングも必修となってきます。スクーリングに出席後試験を行い、合格すれば単位を習得できます。
満足している点はない
特に満足点はありません。仕事の付き合いで慶應大学卒業生らで集まることがあります。
特に海外駐在の身であれば駐在先で三田会が開催されます。
当然そこで学部を聞かれますが、通信である旨を伝えるとやはりどこか距離感がでてしまいます。
慶應大学に通信で入ったからと行っても旨を張って慶應大学卒業ですとは言えないでしょう。
当初は、慶應大学というブランドに憧れた面もありましたが、通信で受講する学生層と、通信で受講という状況からしてもっと他の大学(例えば海外の大学)にいっていればよかったとさえ思いました。
⇒慶応義塾大学通信の学費・評判・卒業率の詳細はこちら(スクーリングなし通信制大学ガイド)
個々のレベルが低い
海外駐在期間中に、慶応大学出身の学生たちが、インターンで来ていました。
慶応の学生たちは非常に意識が高いと思ったことと、ものすごいレベルの高い世界を想像していたので、スクーリングで大学を訪れたときに、まず授業の学生たちの姿勢が活気や覇気がなく想像していた慶応とは全く違うものでした。
また駐在期間中でしたので、スクーリングとして授業に受けに行かなければいけない時期が多くあったことが非常に大変でした。
慶應義塾大学通信教育はやめたほうがよい
日本の大学に通信でも通うのであれば、通信で海外の大学を受けた方が良いと思いました。
日本の大学のカリキュラムは、講義形式で発言(discussion)がありません。
海外で仕事をしていると、海外の人たちのアグレッシブな態度に驚きますが、こうした姿勢は大学などの学ぶ環境で培われてきたことに起因します。
日本の大学は東京大学以外はほとんど知られておらず、海外の大学を通信でも受講して卒業すれば「語学力はある」といった最低限の英語条件のハードルはクリアします。
特にキャリアに変更なし。
転職活動では、経済関係をどれぐらい学んだのかを聞かれましたが、あくまで触り程度の質問でした。
大学でどういうことを学んできたよりも、実際の仕事の現場でどういった経験と成果を残してきたのかを聞かれることが多かったです。
また、別の企業では慶應大学の通信卒業ではなく、元々体育大学を既に卒業していたので、体育大学卒業とだけ記載した方が先方の受け取り方が違いました。
元々体育大学時からロジカルな考えを持っていました。慶応の通信を受けたから、ロジカルな考えを身につけられたということではありませんでした。
ですので、通信での経歴は状況に応じて書いていません。
むしろ体育大学卒業という学歴のほうが、卒業後に語学などを自身で磨いたという評価になり、通信で慶応に通っていたことよりも高評価になりました。